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昔勤めてたブラック企業の話が好評なので書いてみた

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ブラック企業の話
昔マンションデベロッパーに勤めてました。

マンションデベロッパーというと華やかなモデルルームで接客し、お客さんに親身になって相談に乗るようなイメージがあると思います。

しかし私の勤めていたところはガチガチの営業会社。

とにかく売れ、という会社で飛込みと電話営業でマンションを売ってました。

社員の8割が営業で、昭和スタイルの営業手法の会社でした。

今で言うブラック企業なのですが、勤めていた会社の挨拶や飛込み営業、電話営業の話が「珍しい・ウケル」部類の話らしく好評なので書いてみようと思います。

実際にはこんな感じでした。

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基本のあいさつ

 
まず営業マンの髪型は全員オールバック、髪をセンターで分けたりおでこに下ろしたりするのは許されません。

そんなことすれば「おい、なんだてめぇその髪型?売れねぇ営業マン見てぇな髪型してんじゃねぇぞ」と直されます。

それと朝はアントニオ猪木の「猪木ボンバイェ」または「F1のテーマソング」が社内に響き渡ります。

はい、気合いが入りますね。。。

それで、あいさつは「おざっす」です。

「o-za-su?」「オザッス?」です。おまじないの言葉ではありません。これは挨拶です。

これは腹から声出さないとしばかれます。

アクセントはzaです。

この「おざっす」は色々と便利に流用出来る言葉です。

おはようございます、ありがとうございます、こんにちは、了解しました、等々もっとあったような気がしますが、だいぶ昔の話なので忘れてしまいました。

営業は夜中まで

 
ブラック企業の話で夜が遅いとか聞きますが、飛込み営業の時は「いいじゃん屋根付いてるし、あったかいじゃん」こんな風に思ってました。

東北の冬は氷点下マイナス10度まで下がります。

とにかく寒いんです。

靴下は2枚3枚あたりまえ。

下着は登山用のインナー(結構高い)着用しないと死にます。

そんな飛込み営業は夜11時~12時まで続きます。

え?車なんてないですよ?

徒歩、自転車です。。。

はい、9時から飛び込み始めた場合は15時間は外にいます。冬でも、吹雪いてても。

 

ゴールデンタイムと呼ばれるのは19~21時位まで。飯なんて食ってる暇ありません。

でも夜中に訪問なんかしたら怒られるんじゃないのか?っていう話をされるのですが、その辺は営業会社、営業方法が徹底されておりました。

遅い時間帯は訪問先を絞っていきます。20時に留守だった家は21時に再度訪問、21時に留守だった家は21時40分にと刻んで帰宅時間帯をあぶり出していきます。

ディンクスや単身は遅い時間帯が多く、営業慣れしていないので結構話せますし、マンションが買える層だったりします。

このマンション(新築)買える層というのが、賃貸住宅を1000件まわって見込めるのが3件位です。センミツなんて言葉がある位、いえ「せんだみつお」ではないです。

22時や23時にピンポーンと来たら「え?こんな時間に誰?」ってなりますよね?

ドアなんて開けませんよね?

ドアを開けてもらう為、いろんな工夫をしました。

腕に「防犯巡回中」ってワッペンつけたり、わざと訛って何言ってるか分からないようにしたり、宅配便の真似したり。

今思い返すと笑えてしまいますが、リアルガチでした。

そんな夜中まで続く飛込み営業のひとつの目的は「客宅からの業務報告」です。

とにかく上がり込んで客宅で話をする。

はい、昭和のかおりがしますね。

マンションが買える層なら、トイレ借りたり、電話借りたりして上がり込んでそのまま座りこみです。

それから状況を報告して上司の指示を仰ぎます。

飛込み営業の場合は業務報告の電話は1~2時間おきにしなければならなくて、時間は徹底管理されます。

訪問件数、在宅件数、潜在件数、見込み件数、アンケート記入件数など報告して「客宅からの業務報告」以外は基本つめられます。

その詰め方なんて、ネットなどでみかけるブラック企業の比ではありませんよ。パワハラっていうのを超えた、パワハラの向こう側。

でも当時は売る為に必死で何故か受け入れてました。

電話営業のいろいろ

 

営業20~30人体制で、マンション建築地の近隣地域のすべてを訪問営業したら、電話営業に切り替えます。

電話営業は主に黒船と呼ばれる「電話帳」のリストと、裏黒と呼ばれる「電話帳に記載以外の番号」のリストで電話営業を行います。

裏黒はどういう事かというと、市外局番-0000から0001,0002,0003と順番に掛けていきます。もちろん誰が出るかも分かりません。

でも買える層の人にしっかりと話をすれば、買う人は買います。

また当時は名簿屋からリストを買ってる営業もいましたね。

電話営業の基本スタイルは立って電話です。もちろん14時間は座れません。

立って電話するのが癖になって、なかなか癖が直らない時もありました。

受話器は置けません。指でフックを押してすぐ掛けるのが電話営業のスタイルです。

留守で着信があって折り返し電話しても、12時過ぎまで通話中です。

電話営業は室内での営業なので、寒さや熱さがなく快適なのですが、トップの下で徹底管理されている状況下になるので営業マンは詰められやすい状況下にあります。

パワハラの向こう側の詰め方で、詰められ過ぎて死に顔の営業マン多数、精神的苦痛を超えた状態になることもしばしば。

電話営業に切り替わると夜飯が24:30過ぎ位になるので、太りやすい営業マンはどんどん太っていきます。食事が遅いので皆朝は顔がむくんでパンパンです。

電話営業も飛込み営業も、今はいい経験になっていると思ってます。

営業手法

 
流れとしては飛び込み・電話営業で、住宅に関して興味をもたせ話をする場を作り、モデルルームや客宅でのアポイントを設定します。

モデルルームに来ても設備の話なんかはさらっと終わらせ、「住宅を持つ時期」の話と「資産形成の重要性」について延々と話します。

徹底した理詰め、詰まくります。

詰められすぎてモデルルームで号泣する人や、走って逃げだしたりする人、客宅で自宅から逃げ出し置き去りにされることもあります。

はい、この辺りはブラックですね。

マンションは高額なので4時間6時間と話に時間がかかり、話が平行線になることがあります。

こんな時は特異な営業手法「ガツン」です。

交渉状況は随時トップへ報告し、トップの判断でガツンの指示が出ることがあります。

「ガツン」?

ガツンは机をバーーンって叩きます。

まぁ、普通に見てたら、えぇぇ~~~ってなります。

これが「ガツン」です。ガツンしたら「こっちはあなたの為に真剣に話してるのに、あなた真剣に聞いてるのか」という話に持ち込みます。

ガツンは特殊な営業手法です。

これで話の進捗は一変します。買わない客は「潰せ」の指示がでます。

もう、あれですね。。。

ブラックな内容なのでかなりライトに書きましたが、実際はドロドロです。

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