え?!大家さんの審査落ち?!家主審査の傾向
賃貸物件へ入居する場合、どの物件でも入居審査があります。家主または管理会社にて入居希望者の内容を書面で判断して契約を結ぶかを決めていくわけですが、中には審査が通らずお断りされてしまう事もあります。
審査の基準は家主または管理会社により異なりますが審査の基準となる項目をまとめてみました。
家主審査の基準と傾向
収入に対する家賃支払い比率が高い
契約者の毎月の収入に対して家賃は25%~30%位に抑えた方が望ましいです。
家主業としてアパートやマンションなどを貸している方の中には、何十年と家主業をされている方が多くおります。
その中で培った経験上、収入に対し家賃があまりに高いと家賃滞納リスクがあるため審査否決となります。
職種
入居後のトラブルを主に考えます。水商売や飲食店のかたは、生活時間帯の違いなどもあるため特に難しいでしょう。
同棲・ルームシェア
個人家主と併せ管理業者も難色を示す傾向があります。
婚約や入籍をしていないカップルや友人同士は、別れた後の家賃の支払いや敷金精算などのトラブルが多くあるため意外にハードルは高いといえるでしょう。
アルバイト、パート
収入が安定しないという面で難色を示す家主が多いです。
特に若年層はすぐに辞めてしまうため、家賃の滞納等を気にする為というのもあります。
無職
こちらも個人家主と併せて管理会社も難色を示す傾向があります。
仙台の賃貸では震災後は特に入居率が高いというのもあり、無職の方の入居できる物件割合は、全賃貸物件の1割にも満たない状況です。
無職の場合の保証会社審査基準と探す部屋はこちら
高齢者
高齢者の入居(特に単独入居)は、入居後の病気や死亡などの面で心配される家主が多くお断りされる事が多いです。
生活保護
こちらも家賃滞納や入居後のトラブルを懸念して、お断りされることが多い項目です。
仙台では結構NGの家主が多いので、電話などでの問い合わせの時点で生活保護が申込可か聞いておくのがお勧めです。
転居理由が不透明
転居理由で客観的に見てなぜ?と怪しまれてしまうようなものはお断りされるケースが多いです。
例をあげると、明日にでも入居したいという方や、結婚して家族がいるのに近くに単身用物件を借りる方等々があります。
人柄、言葉使い、態度が悪い
家主は入居後のトラブル、特に近隣住人とのトラブルを嫌います。
新たにその入居者を入れてしまう事により、既存の住人よりクレームが来たり、既存の入居者が退去してしまう恐れがあるからです。
内覧の際は家主が近くで見ていたり、仲介会社へどのような人物かを尋ねる事もありますので入居審査は不動産会社へ足を運んだところから始まっていると思いましょう。
申込時に色々注文が多い
入居申込者でたまにいらっしゃるのが「借りてあげるんだから」「金払うんだから」という考えのもと、相手の事を考えず主張するかた。
入居後に色々面倒になりそうな入居者であれば、家主側も選択肢として断る事も出来ますので、交渉事などがある場合は言葉を慎重に選ばないといけません。
家賃交渉ありきの申込
仙台市内の賃貸物件の話ですが、震災後物件の数が少なく退去前(空き予定)の状態での申込、契約がしばらく続いておりました。
そのくらい物件数が少なく、募集をすれば難なく入居者が決まる状態であったため、家賃値下げはハードルの高い部分ではあります。
一昔前の「家賃下げたら申込ます」といったような交渉は、営業マンが家主の性格等を把握していない状態だと頭ごなしに「他にも引き合いあるから今回は断って」となりうるので注意が必要です。
審査必要書類を揃えるのが遅い
申込時の必要書類は、申込書を記入して頂き、身分証明証の写しを添付して頂くのみです。
連帯保証人の勤務先や名称、年収は電話で聞いていただき申込者が代筆するのが一般的であります。
申込者の中にはルーズな方もおり、書類を提出するまでに何日もかかる方がおります。その間家主には不動産業者から空室状況の確認の電話が何度も来たりします。
そこで、家主の中には「申込時にルーズだったら契約関係、家賃支払いも同じだから」という理由でお断りする事もありますので、申込時は担当営業に必要書類等を事前に聞き早めに提出したほうがいいでしょう。
他に保証会社の審査基準の掲載記事もあります。
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